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科学と芸術が交差する
新しい“量子”の体験

2026 年1 月29 日(木)~2 月1 日(日)まで、東京・青山スパイラルで開催される「量子芸術祭Quantum Art Festival 4/4」。科学とアートの対話を通して量子コンピュータがもたらす可能性を探索する本芸術祭も、いよいよ今回でファイナルを迎えます。

一連の活動の最後となる今回は、過去3 回の展覧会等で発表した作品の一部をアップデートし再展示するほか、内外のアーティストの新作を加えていっそうの充実をはかり、量子コンピュータに対する新たな視点を獲得する貴重な機会を来場者に提供します。

本展の見どころ

シリーズ最終回となる第4回展は、過去3回の成果を振り返りながら、量子と人との関係を“ 未来への対話”として再構築します。科学と芸術の出会いから生まれる創造的な視点は、研究や教育を超え、社会やビジネスにおける新しい連携や発想の芽を育むことを目指しています。

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展示構成・テーマ
Rendez-vous Q

“Rendez-vous Q(量子コンピュータとの出会い)”というテーマのもと、量子コンピュータをめぐる6つの問いに分けて展示セクションを構成。研究者・アーティスト・企業など、異なる立場からその解と可能性に迫ります。

[展示セクションを構成する6つの問い]

1. 量子コンピュータとは何か?

2. 量子コンピュータがアーティストにもたらすものとは?

3. 量子コンピュータはビジネスをどう変えるか?

4. 量子コンピュータに研究者が惹かれる理由とは?

5. 量子コンピュータにあなたは何を期待するか?

6. 量子コンピュータに潜む課題とは?

6 つの問いを通じて、「科学」「芸術」「社会」「産業」の観点から量子コンピュータの多層的な可能性との出会い(=Rendez-vous)を演出します。

参加アーティストと出展作品

本展では、過去作品の再編集展示に加え、研究機関やクリエイターとの協働による新作を準備しています。

以下に、その一部を紹介します。

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青木竜太|Ryuta Aoki

Alternative Computations》(仮称)

東京を拠点に、芸術と科学技術の交差領域で活動する青木竜太は、アーティスト/ インディペンデント・キュレーターとして、研究機関との協働や作品制作を通じてアートとサイエンス、そして社会をつなぐ実践を続けています。

 

新作では、「計算」を単なる技術的行為ではなく、文化や世界観を映し出す人間的営みとして捉え直します。慶應量子コンピューティングセンター・センター長 山本直樹教授との対話を重ね、江戸期に日本で独自に発展した数学体系「和算」を再解釈。異なる時代・思想・計算原理が交差する地点から、新たな表現を試みます。本作は、量子芸術祭の一環として開催される特別展「オルタナティヴ・コンピュテーションズ ― ありえたかもしれない計算と世界」にて発表予定です。

日立製作所 研究開発グループ

《量子オセロ》

日立製作所 研究開発グループの的場浩介は、プロダクトやUI/UX デザインを経て、現在は社会課題の探索や未来洞察に取り組むビジョンデザイナーです。

的場が率いるデザインチームが今回取り組むのは、将来の量子コンピュータにプリインストールされている架空のゲーム作品《量子オセロ》です。「0 でもあり、1 でもある」という「重ね合わせ」と呼ばれる量子力学の性質を踏まえ、“ 白か黒か”という二項対立を超えた量子論理の面白さをテーブルゲームへと昇華させます。

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and more...

上記以外にも、国内外の研究者・企業・学生など、多様な立場から量子の世界を読み解く作品を展示します。

出展が決定している団体は以下の通りです。(順不同・敬称略)

 

Q-STAR(一般社団法人量子技術による新産業創出協議会)/株式会社シグマアイ

株式会社スペースシフト/三井化学株式会社/富山県総合デザインセンター/武蔵野美術大学 ほか

2025年3月開催のQfes3/4のアーカイヴ

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2023年開催のQfes2/4のアーカイヴ

2022年開催のQfes1/4のアーカイヴ

量子芸術祭 Quantum Art Festival​

主催:量子芸術祭実行委員会 

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